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絹本著色白山曼荼羅図 3幅 県指定 159.5×81.0cm(石川県辰口町所蔵)

白山曼荼羅図の絵解き
 「白山曼荼羅図」(石川県辰口町所蔵本三幅)には、御前峰、大汝峰、別山の三峰が上方に描かれ、朝日を背に受けて雲に乗った阿弥陀三尊が霊峰にたどりつかんとする敬虔な姿。さらに起伏に富んだ自然情景の中に、堂宮や名所の坂、谷、滝などが描かれ、禅定道をたどりつつ居ながらにして霊場めぐりができる。白山曼荼羅図には、そんな絵物語風や、諸神仏の姿を配したもの、祭礼の様子を描いたものなどがある。
 まさに白山の縁起や霊験物語が、絵解きとして繰り広げられる世界は、さしずめ現代のビデオガイドに似た役割も果たしつつ、信仰を普及させたものと思われる。
越前馬場と美濃馬場
 越前馬場の中心は平泉寺で、三宮の参道脇に越前禅定道への登山口が今もある。一帯は、近年の史跡発掘で壮大な寺坊跡などが判明し、今後の調査に期待も大きい。美濃馬場は、現在の長滝白山神社から美濃禅定道を経て山頂に至る。ここにはまた古くから伝承される延年行事が、新年の祭礼として今も受け継がれ、古式のままの所作や衣装は見どころといえる。
平泉寺の坊跡の道
白山大権現神像(長滝白山神社所蔵)
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